有馬記念

さて有馬記念です。中山大障害マジェスティバイオが3着に敗れ新興勢力のマーベラスカイザーが栄冠。
競馬はやはり「鮮度」がモノを言うことを再認識したレースだった。(もちろん三連単GET)
ここはまず1番人気のゴールドシップの評価。鮮度の面では初の古馬との対戦であり申し分なし。
血統的な面からは中山芝2500mは9月に2戦、12月に1戦組まれていたが実はすべてステイゴールド産駒が3連勝中、母父もそれぞれタイキシャトル(ヘイロー系)、エルハーブDanzig系)、ドクターデヴィアス(ヘロド系)とバラバラでコース適正は抜群と言える。当然当レースの覇者ドリームジャーニーオルフェーヴルも同産駒であるのでレース適性も申し分なし。マイナス点は外枠を引いたこと、オルフェーヴル天皇賞春の惨敗にもあるように外を回る競馬は基本的には向かない(レースを投げだす傾向あり)皐月賞はたまたま内を突けたが今回はそうはいかないのでこの枠なら捲りきれるかどうか1点が問題。捲り切れれば馬券になるが、失敗したら圏外もある。評価としてはせいぜい3番手評価程度だ。
 
同じステイゴールド産駒のナカヤマナイトは中山コースは5戦5連対。初の2500mもいい。ただ枠が悪い。GIになるとパフォーマンスが落ちる点もやはり1枚落ちる。
オーシャンブルーは上がり馬、初GIだし鮮度的には高評価、枠もいい、ルメールもいい。これは穴候補だ!
 
ルーラーシップは再三言われるようにこのところの出遅れ癖、このコースでやったらさらに致命的、外は伸びない芝コースだけにスタート次第だが、鮮度的にはかなり落ちる。日経賞のイマイチなパフォーマンスも気になる。今回は無視とまではいかないがほぼノーマークでいい。ダークシャドウは極端に冬の中山、同レースでも成績の悪いダンスインザダーク産駒、これはもう有名な話で人気馬がことごとく惨敗してきた(最高が全盛期のフォゲッタブルの4着)ここはいくらムーアでも消し。つまり5枠は消し、的中ならここが今年のポイントとなるだろう。
 
続いて天皇賞秋を勝ったエイシンフラッシュ、昨年2着馬でありリピーターレースの有馬記念では当然買い。
デムーロに戻ったのもいいし、何より最高の枠を引いた。連軸候補だ!
勢いのあるルルーシュは枠順で勢いが削がれてしまった感じがある。鮮度的にも高評価だが相殺されて連下候補程度。
展開的には前に行った馬が粘る形が今年の穴の形と思う。そこで天皇賞春を勝ったビートブラックが浮上する。
枠はやや外だがスタミナがあり無理にでも前に行くのは間違いなくコーナー6回をうまく回ればチャンス十分。同型のアーネストリーが同馬主だけに競りは絶対にないだけに展開的には最も恵まれる1頭か?人気の落ちたアーネストリーも念のために押さえたいが鮮度はもうないのでほんの少々で。
最大の惑星はスカイディグニティ、ブライアンズタイム産駒は時代遅れに見えたが菊花賞2着、エリザベス女王杯レインボーダリアが制覇と再度盛り返しの兆し、枠は文句なし、スミヨンも文句なし、なにより3歳で鮮度が抜群だ。とりあえずゴールドシップには先着出来ると確信している。
あとは当レースに相性のいい「ダイワ」ファルコンを少々。連続3着中のトゥザグローリーを3着に少々。
 
◎スカイディグニティ