天皇賞春

父子4代天皇賞制覇が掛っていたホクトスルタンミッキーペトラの急遽参戦で除外となってしまい興味半減ではあったが、抜けた馬がいなく馬券的には興味深い一戦となった。
まず1番人気の3フォゲッタブルだが、菊花賞では走りまくるダンスインザダーク産駒がなぜか天皇賞春では全くの不振なのが気掛かり、ダイヤモンドSから中10週というのもどうか?ここは人気だけに3着までとした。
続いて2番人気の12ジャガーメイル、これまでも溜めると切れるが先行すると鈍る印象がある。昨年は人気薄で後方で脚を溜めて0.4秒差の5着だが、今年は人気な上にテン乗りの外国人騎手となればある程度前付けとなる可能性が高い、となれば最後に末をなくし圏外というのが関の山か。ここは切り。
昨年の覇者16マイネルキッツは前走後に蓄膿症にかかり順調さを欠いた。昨年は内枠でロスなくたちまわり大金星を挙げたが今年は外枠と条件は厳しい。
ホクトスルタンの逃げならスローはないと思っていたがまさかの除外、しかしミッキーペトラが逃げ宣言をしておりやはりある程度流れるとすれば当然スタミナは要求される。血統的な要素から候補を絞っていきたい。
まずは言わずと知れた6トウカイトリック阪神大賞典は道中追い通しも最後は鮮やかな末脚で1着、天皇賞春はかつて3着もあり、過去5年で最弱メンバーの今年は頭もありうる。
同2着の13ジャミール、大舞台に強いステイゴールド産駒、非根幹距離の3200mというのもステイゴールド産駒が走りそうな条件と言える。同3着の14メイショウベルーガ日経新春杯の脚はまさに女傑のそれ。京都外回りに変わるのが明らかにプラスで圏内。菊花賞3着の7ナムラクレセント、3000以上でも実績十分なのに1800~2000mでも鋭い脚を使える器用さがある。今回のような展開の読みづらいレースでは最も信頼が置ける存在なのかもしれない。以下オペラハウス産駒の8トーセンクラウンと10テイエムアンコールは頭はなくとも馬券圏内は十分にある。15エアシェイディは最も取捨が難しい。大穴は2エアジパング、昨年のマイネルキッツのように内枠から好位につけて最後のスタミナ勝負でロスなく立ち回り岩田がヴィクトワールピサの再現とばかりに。。。という情景は決して妄想とだけでは済まされない!最後に9メインストリーム、広いコースで距離延長、気分よく最後に差してくる条件は整っている。押さえておきたい。