阪神JF

阪神芝はディープよりもハービンジャーなどのDanzig系、クロフネフレンチデピュティなどのヴァイスリージェント系を持つ馬が好走していた。チャレンジCはハービンジャー産駒のベルーフが2着、母父フレンチデピュティのケイティープライドが3着で三連複740倍。その前のオリオンSもハービンジャー産駒のマイネルサージュが圧勝。
4レースの未勝利戦でも母父エルハーブDanzig系)のコスモヴァーズ(単勝58.6倍)が3着、母父ディンヒルDanzig系)のパイオニアゴールド(単勝220倍!!!)が差のない4着と馬券にならない部分でも好走が目立っている。

さて阪神JFだが該当血統は8サトノアリシアは父がハービンジャー、母父がクロフネとまさに今の阪神芝を走るためのような血統構成だ。北海道で連勝して一息入れた前走は+12㎏、距離短縮でやや前半置かれながらもしぶとく伸びて5着なら内容的には及第点、大きく変わってくる可能性が高い。
デビューからいろいろな距離を使われているが適応している。基本短距離は向いていない印象がありこの距離延長は悪くない。鞍上がGI初騎乗で嫌われるのであれば必ず押さえておきたい1頭だ。
人気どころでは11ジューヌエコールは父がクロフネ。3連勝でここに臨むにも関わらず単勝7.9倍の4番人気となぜか人気がない。確かに勝ちっぷりはやや地味で鞍上も変わっているあたりも原因か。この人気なら期待値が高く厚く買いたい。

人気の2頭はまずソウルスターリング。少頭数のスローの2戦を連勝、父が怪物フランケルであることからもこの人気となっている。来週朝日杯に出るミスエルテの勝ちっぷりからも同産駒の底知れぬ力を期待してしまう部分は確かにある。ただやはりサドラーズウェルズ系で母父MonsunとなるとマイルのGIで果たして・・・?と思うのは血統を少しかじった人間なら誰もが思うところ。ミスエルテは母父Pulpitだけに同じように扱うのは危険か。
この枠も通常は好枠だが、スタートで位置取りが悪くなるようだと挽回は難しい可能性がある。
逆に18リスグラシューは好内容でアルテミスSを快勝。この枠も脚質的にマイナスになることはなさそう。
ハーツクライ産駒も今開催のマイル戦3戦で1勝、3着1回(人気薄)と血統的にも後押しがある。

○8サトノアリシア
△7ブラックオニキス、1ディーパワンサ、4レーヌミノル

阪神9R 境港特別 7ジャズファンクハービンジャー産駒)
阪神8R 1センショウレイナ、7ショウボート、17レジメンタル(すべてハービンジャー産駒だが17のみ母父もフレンチデピュティ